抱っこより チャイルドシートが 母の愛

あなたは、「面倒だから」「すぐ近くだから」という理由でシートベルトを着用しないという安易な気持ちを持っていませんか。
そもそも人間が、両手両足を踏ん張って耐えられる衝撃は、体重の2〜3倍に過ぎず、これを車の衝突時に置き換えると、時速7キロを超える速度での衝突には、シートベルトの着用無しではとても耐えられないことがわかります。
シートベルトを着用していたドライバーの死亡事故は少ないというのが実態であり、シートベルトの着用は、安全運転、事故防止にも役立っているとも言えます。
少しでも衝突時の被害を軽減するために、「シートベルトの着用効果」を今一度考えて見ましょう。

シートベルトの着用は、事故時の被害を軽くするだけでなく、

  • 安定した運転姿勢が保たれ、事故の危険に直面したときハンドル、ブレーキなどの操作が行い易い。
  • 正しい運転姿勢が保たれるために疲れず、また、動くものを見極める動体視力が向上する。

などの効果があります。
家庭や職場においては、シートベルト着用の必要性と着用効果について話し合いの機会を作り、正しい着用の実践とその習慣付けを図るとともに、自動車で出掛ける方には、着用についての声掛けを励行しましょう。

シートベルトの正しい着用ポイント

  • 腰ベルトは、腹部にかけず骨盤を巻くように締めましょう。
  • 肩ベルトは、肩から外れないように、また首にかからないようにし、肩の中央付近に当たるように締めましょう。
  • ベルトはねじれないように締めましょう。
  • バックルは、「カチッ」と音がするまで確実に差し込みましょう。
  • 同乗者にも正しい着用を促すとともに幼児にはチャイルドシートを利用しましょう。